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2004年 08月 06日
前回、前書きに書いておきながら漏れた点が結構あった
のに気づき、追加補足ではないけれども、言葉足らず だった部分を補足説明させてもらう。 それでも書ききれなくて、多分その3やその4が必要に なるとは思うけれども・・・。 繰り返すけど、絶対ぼってないって。 前回書いた内容で、もう少し分かり易く分類分けしてみよう。 まず時計は機械式と電池式に分けられる。 機械式はゼンマイで動くもので、手巻きや自動巻きがこの 部類に入る。対して電池式は、その名の通り電池で駆動し、 電池も水銀電池のほか太陽電池と連動した蓄電池などの 種類もある。 機械式の場合、最も多いのは機械油や磨耗、また磨耗 による金属粉が原因となる輪列のトラブル。次に意外と 多いのが、針や文字盤の夜光塗料が剥がれて輪列に トラブルを起こすもの。腐食による錆、また少ないが 腐食部分から入り込んだ埃によるトラブルもある。 歯車や部品が磁気を帯びて狂いが生じる帯磁現象も ある。水分が入り込むことによって生じるトラブルもあるが、 水道水ならともかく、海水の場合はメンテは難しい。 また、ゼンマイが切れるという現象もあるが、この場合 良く誤解されているが、ゼンマイ自体が切れるのではなく、 ゼンマイの付け根の固定部分が外れてしまう現象だ。 ゼンマイ自身が切れたのは見たことがない。 対して電池式の場合は、強い磁界が発生する場所の 近くに置いておいて時間が狂ったり帯磁してしまうケース が意外と多い。内部に磁石があるため、機械式よりも 影響を受けやすいのだ。また、電池切れをほったらかし にしておいて、電池の中の酸が流れてしまい、内部が 腐食してしまうというケースも多い。 磁界が発生する場所としてはブラウン管のテレビの近く (テレビの上に置いたりするのは自殺行為。液晶テレビ はそれほどでもない)、電子レンジの近く、オーディオ スピーカーの近く、そして意外と忘れられがちなのが、 携帯電話のそば。特に古い携帯を使用されている方は 注意が必要です。 予断だが、電池交換は早めにしておく方が良い。流れて しまうと必ずのちのちトラブルが出やすくなってしまう。 また、海外の時計だと、ブランドも含めレナータという スイス製の電池を使用することが多いが、この電池は 非常に流れやすい。経験で言えばSEIKOが一番、 SONY、Maxellの順番だろうか?電池は日本製の方 が圧倒的に性能が良い。メーカー純正といっても、 海外ブランドであればまずレナータ。どうせ自社で 電池を生産しているわけでもないし、性能は劣るわけ だから、純正のどうのと変なところにこだわらないで、 良い物を入れるのに越したことはない。 部品については、細かい部品の一つ一つは大した金額 にはもちろんならない。しかし、メーカーに発注し、梱包し 発送し、送料もかかって手元に届く。当然ながら、時計を 購入するよりもコストが掛かる分高額になってしまう。 修理部品代には、単純な部品原価以外に、上記のような 保管、梱包、配送、送料などさまざまなコストが掛かる ということをぜひ理解してもらいたい。メンテナンス関連で 利益を出している会社などないのだ。 分解・洗浄したうえで、そのような部品を調達し、組み込み、 調整する。国産であれば1万円前後。舶来物でも基本的 には2万円でお釣が来る価格でメンテナンスしている。 取引先の小売店や世のおばちゃんたちには散々文句を 言われるけど・・・。絶対ぼっていないと思うけどなあ・・・。 感想はこちら。mailto:danzi@excite.co.jp
by danzi
| 2004-08-06 14:13
| 時計
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