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2004年 07月 31日
鑑定書の中にも、実は様々なものが存在するということは
ご存知だろうか? その中にはその店だけでしか通用しないものも存在する。 一方、よそでも通用する鑑定書というものも存在する。 一体どうしてこの様な違いがでてくるのであろうか? 鑑定書と言われるものの中身に迫ってみた。 鑑定書といっても、国がきちんと決めた様式というものは 存在しない。それどころか、国が認定したものでもない。 第三者的機関とは言いながら、完全な公的機関は存在 しないのだ。 世界ではじめて鑑定書を発行したのはGIA、米国宝石学 協会である。そこで経験を積み、鑑定技術を学んだものは GG(グラジュエイト・ジェモロジスト)と呼ばれ、この資格を 持つものがほとんどの鑑定を行ってきた。 しかし、所詮人の目に頼っての鑑定であり、その時の体調、 条件などにより差が出てくることが多くなってくる。また、 一見同じ基準で鑑定してあるように見せておいて、実際は 独自の(甘い)基準により鑑定書を発行する悪徳業者も 出てくるようになった。 こうした状況を危惧し、業界内で統一した基準が必要との 声が高まってきたのを受けて、宝石鑑別団体評議会 (AGL)が生まれ、その中で統一された基準で鑑定する 為の基準、俗にマスターストーンセットというものが使用 されることとなった。 現在でも、基本的には鑑定書は発行する機関独自のもの であり、ここの鑑定書でこのグレードだから、他でも絶対に 同じ鑑定結果が出るとは言えない。 ただし、現在最も信頼性のある鑑定書というものについて 下記にまとめてみたので、ぜひ参考にしていただきたい。 現在最も信頼できる鑑定書 (2004年7月31日現在) ・発行機関が宝石鑑別団体評議会AGLに所属している 旨が記載されている。 ・統一基準であるマスターストーンを使用している旨が 記載されている。 ・(1CT以上の大粒ダイヤについて) 特殊処理石(高温高圧処理石)を判別できる機材が 導入されている。※1 ※1・・・現在この機材を導入しているのはAGT、全宝協 (全国宝石学協会)、中宝研(中央宝石研究所) の3社のみ。 感想はこちらへ。mailto:danzi@excite.co.jp
by danzi
| 2004-07-31 17:50
| 宝石
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