|
ネームカード
参加ランキング
検索
カテゴリ
以前の記事
2009年 12月
2008年 04月 2007年 09月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 07月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 最新のコメント
最新のトラックバック
おすすめキーワード(PR)
ファン
|
2005年 12月 19日
史上最大という大寒波の中、いかがお過ごしだろうか?特に北陸地方 の方は大雪との事、慣れていらっしゃるとは思うが御注意頂きたい。 さて、今回は今年最後のニーシングネタを投稿させていただこうと思う。 最近色んなメディアにも少しずつ登場するようになってきており、私も かなり沢山のコメントやメールを頂戴するようになった。それは非常に 喜ばしいことなのだが、内容に関しては、ニーシングに対して誤解を されていて、ちょっと引っかかるものが多い。 そこで今回は、ニーシングをより詳しく解説させていただこうと思う。 さて、ニーシングに関する意見の中で最も多いものは『芸術作品 なので気後れしてしまい、実際付けるとなると抵抗感がある』という もの。もちろん好きか嫌いか、似合うか似合わないかという問題は 別にあるのだが、美術館に収蔵されているような芸術作品だから 気後れしてしまうという意見には、大いに反論させてもらいたい。 そもそも、ニーシングは芸術作品を作ろうとか、美術館に収蔵される ような作品を作りたいということで商品を開発しているのでは断じて ない。指輪そのものの本質を追求し、もっともダイヤを光り輝かせる ように爪をなくし石座を取り除き、日常使用に十分耐えうる強度を 持たせるために素材から見直し、製造方法も改め、全ての要素で 考えうる限りベストを尽くした。その結果生まれたリングがたまたま 芸術作品として認められたというだけのことだ。 事実、美術館に収蔵してある芸術作品で実用に耐えないと思われる ものは数限りなくある。そのような中、引っかかりも無く地金の強度も 十二分。しかもダイヤの輝きを最大限引き出す指輪。まさに実用の ことを考えてそれに徹した指輪。それがテンションリングだ。ぜひ 普段使いでどんどん着用してもらいたい。 また、他のブランドと比べて、どうしてそこまでニーシングを絶賛する のかという御質問。技術力が高いのは分かるけれども、他のブランド にも高い技術力なくして作りえない作品はあるはずだというご意見 だったのだが、ではそのようなブランドとニーシング、一体何が決定 的に違うのだろうか? カルティエやブルガリ、ハリーウィンストン、ヴァンクリフ&アーペル、 ティファニー・・・。ブランドは数多くあるが、そのいずれも自社で製造 しているのはごく一部だったり、中にはデザインも含めて全て他社に 製造させているようなところもあったりなどで、完全に自社で製造して いるところはない。誰もが知っている著名なブランドでさえ、その実態 は商品とブランド価値の厳格な品質管理会社、という姿のところも 少なくない。そのような中、単なる製造どころか必要な地金、果ては 製造機械に至るまで自社開発してしまう技術者集団ニーシングは、 極めて異色な存在だといえる。 これは『並行品問題』でもお話させていただいたが、このような 品質管理型のブランドの場合、よほどしっかりと管理していないと 実際に製作している工房からの横流しが発生してしまう。その他、 デザインの流出やコピーの製造なども起きやすい。また、彼らの 信念を極論してしまうと、ある一定の品質を保つ商品とブランド イメージを提供することで長く稼ぎ続けるというもの。常に最高の 品質をとか顧客の望むものをという考えは実はほとんどない。 ブランドグループと言われるように、時計・宝飾・服飾はブランド の統廃合の動きが激しいのも、このようなブランド戦略を元に 最大限稼ぐことのできるものを作ろうという動きに他ならない。 もちろんこのような動きが悪いとはいわない。ユーザーにとっても アフターサービスや自己満足など色んな面でメリットを享受できる のも事実だ。ただし、本当の意味で最高のものかどうかと言わ れると頭を傾げたくなる。 そういう意味ではニーシングのマーケティングは非常に物足りない。 ドイツ人らしく職人気質で頑固で、一度こうだと決めたら譲らず、 マーケットに合わせる柔軟性は無い。良い例が商品ケース。 現在はどのような商品でも全てエコ素材で作った巾着袋で受渡し をしているが、せめてテンションリングだけでもハードケースを準備 してもらいたいという販売店や代理店の要望を、なかなか受け入れ てもらえないそうだ。この点だけを見ても他のブランドで最重要視 される市場マーケティングという観点が抜け落ちている。 リング一つにしても、アジアの人々の体格に合わせた幅での商品 開発というのもない。アジアや日本限定など地域限定モデルという ものもないし、クリスマスといった期間限定モデルも無い。一部で 『店舗限定モデル』といったモデルはあるが、あのモデルは本来 数十年前はどの店舗でも取り扱えたモデルらしい。長い年月と共に いつのまにか、そのお店だけが店頭で展開し注文をしている唯一の お店になったというのがその実情らしい。今年はテンションリングの 販売25周年ということで、さすがに限定記念モデルが出ているが、 4半世紀も経たないと記念にならないのかと驚嘆してしまう。 このように、ニーシング社のスタンスというものは、自分達が満足 するものだけを販売する、顧客には媚びない、目先の利益を追求 しない、といったものだ。私がニーシングに惚れこむ最大の理由が ここにあるのかもしれない。自分が会社を経営していて改めて痛感 するのだが、私はここまで徹底できない。自分だけではなく社員の 生活も掛かっている為に、つい目先の利益を求めてしまう自分が 居る。一度で良い。『そんな商品は私のポリシーに合わないから、 注文をお受けすることはできない!』と言ってみたい!!技術不足 でお断りすることはあるのだが・・・。 またこのようなスタンスは、創業以来の歴史と技術的な積み重ね、 そして商品に対する絶対の自信の表れでもある。自分達が血の 滲む思いをして開発して完成した結晶。現に現代美術館に芸術 作品として収蔵されたように、とことんまで追求し、一つの限界を 極めたもの。自分たちにとって最高のものを送り出しているのだ から、必ず支持されるという確信。そのような思いが滲み出ている ように感じられる。 商品にブランドとして魅力を出していく場合、その商品に対する 伝説やストーリー、エピソードなどを付加するというのは、どの ブランドでもやっている常套手段だが、ニーシングの場合はその ものズバリ、商品を全面に出してくる。だれそれが付けたとか、 王様や偉人といった誰かの依頼で開発したものとか、言い伝え や伝説をモチーフにしたとかそういったエピソードとはまず無縁。 それはそのような必要が無いからだ。商品そのものが圧倒的な 説得力を持って訴えかけてくる。そこが大きく違う。 私がニーシングを好きな理由は、商品の魅力もさることながら、その ブランドポリシー自体に惹かれているというのがその真相かも知れ ない。こんな私の意見に洗脳されることの無い様、ぜひ注意しながら ブログをお読みいただけたらと思う。 感想はこちら。danzi@excite.co.jp by danzi | 2005-12-19 15:39 | ブランド
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||